言ノ葉、朝に発ち夕に還る
婚約者のために素性を隠し、3年もの間車椅子で耐えてきた至尊殿主であり特定財団の後継者。だが結婚式で、想定もしなかった裏切りが明るみに出る。婚約者と新しい恋人は彼を笑いものにしようとするが、20年も彼を待ってきたグループ総裁が、祝福の品の代わりに嫁入り道具を抱えて駆けつけ、迷わず彼の側へ立った。新恋人の父子や迎合する者たちは、その総裁の立場まで疑い、特定財団の幹部を持ち出してまで追い詰める。だが彼はもう隠れない。ついに正体を明かした瞬間、会場は震え上がる。最後は、態度を変えた者たちがきちんと報いを受け、彼は長年愛を注いできたその総裁と結ばれる。