実の娘を顧みず、養女ばかりを最愛の存在としてきた篠原千鶴。だが裏切りによって全てを失った瞬間、彼女は養女の真の顔と、自分が静華にしてきた冷たさを知る。後悔に打ちのめされる千鶴に、再出発の機会が与えられた。篠原家へ戻った彼女は、奪われたものを取り戻し、養女に相応の代償を払わせるため、娘と自分の未来を書き換えようとする。
科挙の時期が迫るなか、寺への祈祷から戻る途中の若き皇帝は、豪雨と洪水に巻き込まれて崖下へ転落し、記憶を失う。自分は成績の悪い生徒だと思い込んだまま試験へ向かうが、そこで待っていたのは、国家の要である科挙が思い描いていた公正さとはほど遠い姿だった。腐敗、賄賂、抑圧、いじめ——次々と突きつけられる現実に、彼の理性と寛容さは揺さぶられていく。怒りが頂点に達したとき、失われた記憶が戻り、彼は乱れた制度を一掃すると決意する。
キャロライン・クインは皇太子妃になるため宮殿へ入るが、待っていたのは華やかな世界ではなく、スティーブン・ベネットとナタリー・クインを巻き込む権力闘争だった。王子スティーブンは正体を隠してクイン家に接近し、ナタリーは欲望をむき出しにして対立を深める。ジュエルハウスのオークション、一族の秘密、そして誕生日の晩餐会で語られる真実が、避けられない決断へとつながっていく。
皇后の嫉妬が、女主を宮廷の外へ追い出す。命を賭して逃げた彼女は、流浪の果てに息子を産み落とした。ところが国師の口から「皇族の中に流金の血を持つ神の転生が現れる」との予言が告げられ、太后は懿旨でその身を広く捜索。6年後、隠れていた母子は、再び宮廷の騒乱にのみ込まれていく。
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