極寒の時代が始まろうとする契約式典で、エマは前世の記憶を抱えたまま再びこの世界に立つ。妹フィオナに裏切られ、熊のブルーゲンを奪われ、寒冷の地で命を落とした過去を知る彼女は、同じ悲劇を繰り返さないために動き出す。ところがフィオナもまた前世を覚えており、耐寒性を持つブルーゲンを手にして、自らの正しさを疑わない。互いの記憶と策略をぶつけ合う姉妹の戦いは、極寒の生存競争そのもの。私生児として見下されてきたエマは、運命に抗い、未来を取り戻せるのか。ブルーゲンとヴァルラクス、二匹の使い魔に隠された力も物語の鍵となる。